傘はコンビニでビニール傘を買って、使い続けるというのが僕の当たり前でした。
なにせ、雨に濡れなければいいだけですから。
そして、同じような考えの人は、きっと少なくはないんじゃないでしょうか。
しかし、ずっとビニール傘でも気にしていなかった僕が、一度傘専門店のブランド傘を買ってからというものの、今ではブランド傘の愛用者です。
買ってなくても大体わかるけど、実際買ってみてハッキリ分かったブランド傘の良さ。
いろんな視点から見てみることにしましょう。
ブランド傘は、高いだけじゃない!
この記事では、
社会人だけど、ブランド傘ってどうなの?
メンズにお勧めのブランド傘はどれ?
という疑問にお答えします。
もくじ
きっかけはギフトカタログから
最近は、冠婚葬祭でギフトカタログが贈られることも多くなりましたよね。
友人の結婚式があって、その時の引き出物がまさにギフトカタログでした。

photo by Tatsuo Yamashita
「さて、何注文しようかな?」と本を物色していると、なかなか良さげなブランド傘を発見。
傘が壊れちゃったタイミングだったこともあり、ちょうどよかったので傘を注文することにしました。
届いてみると、なかなかしっかりした作りの黒い傘で、見た目の品質もいいし、早速お気に入りの傘に!
これが、初めてブランド傘を使ったきっかけですね。
お好み焼き屋で盗難に・・・
ある雨が降る夜、近所のお好み焼き屋で食べようと、その傘を差して外を歩きました。
そして、お店に着くなり、入り口に大きな壺の傘立てがあって、そこに傘を置いて入店。
美味しくお好み焼を堪能して、お店を後にしようと思ったら、なんと傘がなくなってる…。
黒い傘で、似たものが何本かあったので、もしかして間違って持っていかれちゃったのかもしれません。
店員さんに言ったら、代わりにビニール傘をくれて優しかったんですが、お気に入りで頂き物だっただけに、残念な食事になってしまいました。

次に買う傘は、やはりブランド傘を
それから、ビニール傘に戻ったわけですが、ブランド傘の味を占めたからなのか、どうにも落ち着きません。
ブランド傘を持ってみて分かったんですが、骨組みとか全然違うんですよね。
使うときに気分も上がらないし。
その後、ビニール傘を使ったのは、だいたい1ヶ月半で「やっぱりちゃんとした傘がいい!」という気持ちが募り、傘専門店のブランド傘を注文することになりました。
ブランド傘は
・構造がしっかりしている。
・使うと気分が上がる。
「気分が上がる」のは、流石に個人差があると思いますが、一般的にいいものを手にすれば、気分は上向くものではないかなと。
雨の日だからこそ、少しでもテンションが上がるものが欲しいですよね。
身の回りの傘事情を見てみると
ここは、とある場所(男性ロッカー)の、傘置き場です。
種類別に分けると、
8割がビニール傘、1割が黒い傘、残り1割が柄のついた傘
大体そんな内訳になるでしょうか。
ちょっと偏っている感も否めませんが、大半の人がビニール傘を使っていることが分かりますね。
もうひとつ、アンケート調査を見てみましょう。
引用元:「「傘」に関するアンケート」DIMSDRIVE
男女別に見ると、女性は「デザイン」を重視しているのに対し、男性は、大きさや丈夫さを重視している人が多いようです。
そして、男女共通なのが「価格」。
価格重視で、特にデザインを気にしないのであれば、それってコンビニの傘になっちゃいますよね。
コンビニの傘は、いくら高くても¥2,000ぐらいまで。
人によってはビニール傘で問題ないし、ちょっとお金を足せば布製の傘も買えてしまいます。
つまり、十分コンビニでニーズが満たされている人が多いのも正直うなずけます。
コンビニの傘は、
・丈夫さも必要十分。
・価格が安い。
それでもブランド傘を推す理由
ビジネスマンであれば、鞄やネクタイはそれなりにこだわっている人も多いのではないでしょうか。
身なりは恥ずかしくない程度にはきちんとしておきたいし、日常使うアイテムですからね。
であれば、その延長で傘も日常アイテムとしてこだわってみるのはどうでしょうか。
「でも、毎日使わないよね。」という声が聞こえてきそうですが。。。
問題は、どれだけ雨が降っているのかでしょう。
そこで、日本の雨が降る日数はどのくらいなのか調べてみました。
こちらのサイトによると、1年あたり47.6日だそうです。
つまり1週間に1日の頻度で雨が降っているという計算になります。
人によって感覚はそれぞれかもしれませんが、僕は、「意外と降っているもんだなぁ」と感じました。

おススメな点がもうひとつ。
先の解説で、傘置き場をお見せしました。
あれだけ似たり寄ったりの傘が置かれる中にあっても、ブランド傘はすぐに見つかるはずですよ。
僕も、一度はお店で盗まれてしまいましたが、それは、黒地の生地を選んでいたからでしょう。
ブランド傘であれば、様々なデザインの中からお気に入りを選ぶことができます。
他人から間違って取られる可能性が低い、まあこれもメリットだと言えるのではないでしょうか。
・1週間に1日は雨が降っている。
・ブランド傘は見つけやすい。
比べてみました(ブランド傘vsコンビニ傘)
ブランド傘がどんな作りなのか、細かく見てみましょう。
比較した2本の傘はこちら。
ブランド傘 | コンビニ傘 | |
購入場所 | 市原(Ramuda) | 某コンビニ |
サイズ | 65cm | 60cm |
タイプ | ポリエステル製のジャンプ傘 | 白のビニール製 |
価格 | 約6,000円 | 約600円 |
今回、比較する傘は、ハンドメイドで作られているRamudaという傘専門店のブランド傘です。
もちろん、傘のバリエーションは数えきれないほどあるので、傘が変われば特徴が違うのは言うまでもなく。
なので、参考として見ていただければと思います。
まず、2本の傘の全体像がこちら。
どんどん見ていきましょう。
こちらは、傘を開いた状態です。
こちらは、柄(取手)の部分です。
Ramudaの柄は、合皮で覆われているので、高級感がありますね。
これは、傘を閉じたときのフックの部分ですね。
Ramudaはジャンプ傘なので、ボタンが付いています。
傘の内側です。
こうやって骨組みを見ると、頑丈さがはっきりと違いますね。
さらに、傘の奥のつなぎ目に近づいてみました。
Ramudaは、より精巧に作られている感じがします。
傘の中腹にある、骨の接続部分です。
コンビニ傘も、接続部分が透明ビニールで覆われています。
サビを防ぐための、カバーの役割なのでしょうか。
傘の先です。
Ramudaは糸で縫われています。コンビニ傘はキャップ式ですね。
傘を閉じたときにまとめるバンドです。
最後に、傘の頭の部分です。
Ramudaは金属で補強されていますね。
品質の違いを感じさせてくれます。
いかがでしょうか。
コンビニの傘は、コスト重視の作りなので、傘専門店のブランド傘と比べると見劣りして当然です。
今回はあくまで、あまり見る機会の少ない専門店の傘がどういうものかを知るために、比較させていただきました。

おススメのブランド傘は?
さて、ブランド傘となると、高価なものだと5万を簡単に超えたりします。
ここでは、ブランド傘に興味を持っていただき「試してみようかどうしようか」と悩んでいる方にお勧めな、エントリーモデルをまとめした。
チョイスのポイント
・傘専門店のブランド
・大きめサイズ(65cm以上)
・価格帯は5千円から1.5万円まで
・スタンダードなデザイン
ぜひ、参考にしてみてください。
Tie by 槇田商店
Ramuda by 市原
CLASSICO
FULTON
¥10,000~¥15,000
上記までは5千~1万円の価格帯でした。
ここからは、1万~1.5万円のブランド傘をチョイスしています。
やはり、魅力度がワンランク違いますね。
まとめ
ブランド傘の魅力が、より具体的にイメージできたのではないでしょうか。
その分の値段こそしますが、1本お気に入りの傘を持っているというのも、粋だと思いませんか?
そうそう、最後にもうひとつ。
どうしてもブランド傘の購入に狼狽えてしまう理由のひとつが、「盗まれたときのダメージ」ですよね。
安くないだけに、盗まれたら本当にイタい。。。
色々調べていると、どんな傘が盗まれるのかを実験されている、とても面白い記事が見つかりました。
「MAMORIO」という、紛失防止用のタグを開発・販売されているメーカーのサイトです。
どんな種類の傘が盗難されやすいのか?自腹を切って実験してきた!
この記事によると、興味深いことにビニール傘が断然盗まれるという結果が出たそうで。
デザイン傘も盗まれないわけではないものの、盗難の確率が比較的低いというのは嬉しいメリットですよね。
まとめます。
ポイント
- ブランド傘は、作りも見た目もしっかりしており、好みのデザインが選べる。盗まれにくい。
- コンビニ傘は、コスト重視で簡素な作り。雨を防ぐには必要十分。
この記事で、何か1つでも新しい発見が得られたのなら、僕もうれしいです。