StudioXについて学ぶ

UiPath StudioXで簡単なロボットを作ってみよう【新規作成から実行まで】

2021/04/11

StudioXに限らず、ソフトの使い勝手を把握するためには、ちょっとでも触ってみるのが一番です。

そこで今回は、使い勝手はどうなのか分かる程度に、簡単なロボットを作ることにしましょう。

この記事では、

ロボットの新規作成から実行までの流れを知りたい。

編集画面の画面構成について簡単に教えて。

とにかく早く動かしてみたい。

こちらにお答えします。

記事編集時のStudioX - ver2021.4

開発の流れ

StudioXの開発では、ロボットのことをプロジェクトと呼びます。

まずは、新規プロジェクトの作成から。つまりファイルの新規作成なんですが、先にプロジェクト名を決める必要があります。

新しくファイルを作成する場合のほとんどは、編集した内容を保存するタイミングでファイル名を決めますが、StudioXは先にプロジェクト名を決めなければなりません。

最初は少し慣れないかもしれませんね。
おぐし

次に、編集(アクティビティの組み立て)を行います。本記事では、最低限必要な部分に絞って紹介します。

編集を終えたら、実行です。実行してみて、上手くいかない部分があれば修正してまた実行、と繰り返しながら完成させていきます。

では、早速、プロジェクトの新規作成から始めましょう。

新規プロジェクトの作成
(今日の日付をメッセージ表示する)

開発の流れを理解するため、こんな例題を用意しました。

それでは、まず、StudioXを起動しましょう。

新規プロジェクト作成

起動した最初の画面は、[Backstage]ビューと呼びます。

普段あまり言わないと思いますが、何か調べたいときに役立つでしょう。
おぐし

[Backstage]ビューが表示されたら、[新規]-[空のタスク]をクリックしてください。

[プロセス名]を入力し、[作成]をクリックしてください。[プロセス名]は「サンプル1」と入力します。

メイン画面が表示されます。

プロジェクトの保存場所は、初期値では[ドキュメント]内の[UiPath]フォルダに作成されます。

編集

ここで、一部ですが、メイン画面のボタンやパネルについて解説します。

メイン画面

[保存]ボタン/[実行]ボタン
[保存]ボタンはプロジェクトを保存するボタン、[実行]ボタンは、処理を実行するボタンです。

[ノートブック]ボタン
プロジェクトが新規に作成されると同時に作成されるExcelブックです。作成されたノートブックには、予めサンプルとなる値が準備されています。ノートブックについて理解を深めることで、自身で必要な値を書き込み、その値をStudioXで活用できるようになるでしょう。

[デザイナー]パネル
プロジェクトを組み立てるための編集領域です。[デザイナー]パネルにアクティビティを追加し、[実行]ボタンを押すと、並べられた手順に沿って処理をを実行します。

[アクティビティ]パネル
処理を構成するための命令群がまとめられています。例えば、[文字を入力]や、[クリック]などがあり、各アイテムを[デザイナー]パネルに追加し、具体的な指示を指定することで、意図通りの処理を実行出来るようになります。

編集作業に入りましょう。

[メッセージボックス]アクションを追加

[アクティビティ]パネルの[共通]-[メッセージボックス]を、[デザイナー]パネルへドラッグ&ドロップし、追加してください。

ノートブックの値を参照

次に、[メッセージボックス]に表示させる文字を入力します。

[メッセージボックス]の右側にある
[+]→[テキスト]をクリックします。
[テキスト ビルダー]が表示されます。
[+]→[ノートブック]→[日付[シート]]→[今日の日付[セル]
をクリックします。
"[Notes]日付!今日の日付"という
文字列が反映されました。
"今日は、[Notes]日付!今日の日付 です。"と編集し、
[保存]をクリックします。
メッセージボックスに表示する
文字列が登録出来ました。

[メッセージボックス]で追加した、"[Notes]日付!今日の日付"は、ノートブック(Excel)にある値を呼び出すものです。

ちなみに、Excel内のシート[日付]に記載されているセル[B12]の値を参照していますが、数式を見ると「TODAY()」とあります。

つまり、明日になればこの値も明日の日付に変わるということですね。

これで作成は完了です。

実行

[実行]ボタンをクリックして、実際に動かしてみましょう。

今日の日付が表示されました。

ここまでが、作成から実行までの基本的な流れになります。

サンプル1の作成の流れを記録したものです。


新規プロジェクトの作成
(明日の日付をメッセージ表示する)

もう1つ、サンプルをお見せします。

 

まず、新しく「サンプル2」プロジェクトを作成します。

次に、明日の日付が欲しいわけですが、ノートブックには明日の日付が用意されていません。

編集

[日付を変更]アクティビティを追加

実は、StudioXには日付の足し算引き算出来るアクションがあるので、こちらを使いましょう。

[アクティビティ]パネルの[共通]-[日付とテキスト]-[日付を変更]を選択し、[デザイナー]パネルへドラッグ&ドロップします。

この[日付を変更]アクティビティで、明日の日付を算出します。

[変更する日付]の[+]→[日付/時刻]→[今日]をクリックします。
(Sample1のようにノートブックを参照してもOKです。)
[変更する日付]に"DateTime.Today"が記入されました。
続いて、[変更を追加]→[期間を加算/減算]をクリックします。
ボックスが1つ追加されました。[値]の[+]→[数]をクリックします。
※[+]が見切れていますが、テキストボックスをクリックすれば
メニューが表示されます。
今日の日付に1日足したいので、[1]を入力し、
[保存]をクリックします。
(編集はまだ続きます。)

ここで、ちょっと補足を。

このまま[日付を変更]アクティビティの編集を完了させ、メッセージ表示まで進めて実行すると、このように表示されてしまいます。

思っていた表示と違いますよね。

意図する表示にするためには、書式を指定する必要があります。

[出力をテキストとして書式設定]をチェックします。
プルダウンより、表示させたい日付形式を選択します。
[名前を付けて結果を保存]の
[+]→[変数を作成]をクリックします。
"NextDay"を入力→[OK]をクリックします。
※好きな文字列で構いません。
※NextDayに明日の日付が代入されます。
[日付を変更]アクティビティの完成です。

[メッセージボックス]アクションを追加

最後に、明日の日付を表示させるメッセージボックスを追加して完成です。

[メッセージボックス]をドラッグ&ドロップし、
[+]→[テキスト]をクリックします。
[+]→[変数を使用]→[NextDay]をクリックします。
※NextDayで、[日付を変更]で編集した明日日付を呼び出します。
”明日は、NextDay です。"と編集し、
[保存]をクリックします。

以上で完成です。

実行

[実行]ボタンをクリックすると、明日の日付が表示されました。

[日付を変換]アクティビティが用意されているおかげで、日付の計算がとてもしやすくなっています。

もちろん、ノートブックに明日を計算する数式を作成し(=TODAY()+1)、それを参照する方法もいいでしょう。

日付計算に限らず、値を導く方法は複数あります。分かりやすい設計なのはどちらか?を基準に考えるといいでしょう。
おぐし

サンプル2の作成の流れを記録したものです。


まとめます。

本記事では、以下の内容を説明しました。

まとめ

  • プロジェクト新規作成から、実行までの流れ。
  • [アクティビティ]パネルと、[デザイナー]パネル。
  • [メッセージボックス]アクティビティと、ノートブック。
  • [日付を変更]アクティビティ。

以上となります。

この記事で、何か1つでも新しい発見が得られたのなら、僕もうれしいです。

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