StudioXのアクティビティ

UiPath StudioXのファイル/フォルダーアクティビティ【ファイル - 編集】

2021/12/20

ファイルの操作で、作成、コピー、移動、削除の4つは、最も基本的なアクションと言えるでしょう。

StudioXでも、この基本的な操作なだけに、漏れなく実装されています。

この記事では、以下のアクティビティについて解説します。

記事編集時のStudioX - ver2021.10

ファイル - 編集のアクティビティ

  • ファイルを作成
  • ファイル名を変更
  • ファイルを削除
  • ファイルをコピー
  • ファイルを移動

ファイルを作成

指定した場所にファイルを作成します。(ガイドはこちら)

新規にファイルを作成します。

作成可能なのは、テキストファイル、またはCSVファイルなど、テキストに類するものになります。

WordやExcelも、作成出来るには出来るのですが、開いてもエラーになり編集出来ません。

より正確に言えば、0byteのファイルが作成されます。

ここでは、以下の項目について解説します。

  • ファイルの場所
  • ファイル名
  • エラー発生時に実行を継続

ファイルの場所

ファイル作成する先、つまりフォルダーを指定します。

[ファイルの場所]を指定しない場合は、プロジェクトフォルダ内にファイルが作成されます。

ファイル名

作成するファイル名を指定します。

もし、既にあるファイル名と同じ名前を指定した場合、元あったファイルの情報は消えてしまうので、注意してください。

既にあるファイルのデータは消えてしまうので、注意してください。

ガイド(Studioの方)では、[文字列を追加書き込み]を使用することをお勧めしています。

思わずデータが消えてしまうリスクを考えると、確かにこちらを使った方がよさそうですね。

エラー発生時に実行を継続

チェックON(True)にすると、ファイルの作成に失敗しても処理を継続し、次のアクティビティを実行します。

失敗したとき、次のステップへ進めても問題ない場合は、チェックON(True)にしておきましょう。

ファイル名を変更

選択したファイルの名前を変更します。(ガイドはこちら)

ファイル名をリネームします。

ここでは、以下の項目について解説します。

  • ファイル
  • 新しい名前
  • 拡張子を保持

ファイル

名前を変更するファイルを指定します。

新しい名前

変更後のファイル名を指定します。

もし、変更後のファイル名で既にファイルが存在する場合、名前の変更に失敗してエラーになります。

変更後のファイルを削除するか、別のファイル名に変更しておきましょう。
おぐし

拡張子を保持

ファイルの種類を表す拡張子は、基本的に変更することはありません。

特に理由がない限り、チェックONのままにしておきましょう。

稀な事ですが、テキストファイルをCSVファイルに変更するケースはあり得ます。

その時は、チェックOFFにして、拡張子と一緒にリネームさせるといいでしょう。

ファイルを削除

指定した場所にあるファイルを削除します。(ガイドはこちら)

ファイルを削除します。

ここでは、[ファイル名]について解説します。

ファイル

削除するファイルを指定します。

ファイルをコピー

指定した場所から別の場所にファイルをコピーします。(ガイドはこちら)

ファイルをコピーします。

ここでは、以下の項目について解説します。

  • コピー元
  • コピー先
  • 上書き
  • エラー発生時に実行を継続

コピー元

コピーするファイルを指定します。

 

コピー先

ファイルのコピー先のフォルダーを指定します。

コピーと同時に違う名前の指定が可能

覚えておくと、なかなか便利ですよ。

[コピー先]に、ファイル名まで含めたフルパスを指定すると、違うファイル名でコピーを実行してくれます。

こちらが、処理実行前後のフォルダーです。

[フォルダーを参照]からだとフォルダー名までしか参照出来ないので、[+]のメニューから指定する必要があります。

ファイルをバックアップしたいときに使えそうですね。
おぐし

上書き

コピー先に、既に同じ名前のファイルが存在するとき、ファイルを上書きする場合は[上書き]をチェックONに、上書きをNGとする場合はチェックOFFにしてください。

チェックOFFの場合は、同じファイルが存在したときに自動化処理がエラーでストップします。

エラー発生時に実行を継続

チェックON(True)にすると、ファイルのコピーに失敗しても処理を継続し、次のアクティビティを実行します。

失敗したとき、次のステップへ進めても問題ない場合は、チェックON(True)にしておきましょう。

ファイルを移動

指定した場所から別の場所にファイルを移動します。(ガイドはこちら)

対象のファイルを、別のフォルダーへ移動します。

ここでは、以下の項目について解説します。

  • 移動元
  • 移動先
  • 上書き
  • エラー発生時に実行を継続

移動元

移動するファイルを指定します。

移動先

ファイルの移動先のフォルダーを指定します。

移動と同時に違う名前の指定が可能

[ファイルをコピー]と同じ方法です。

[移動先]に、ファイル名まで含めたフルパスを指定すると、移動と同時に違うファイル名へリネームしてくれます。

こちらが、処理実行前後のフォルダーです。

[フォルダーを参照]からだとフォルダー名までしか参照出来ないので、[+]のメニューから指定する必要があります。

上書き

移動先に、既に同じ名前のファイルが存在するとき、ファイルを上書きする場合は[上書き]をチェックONに、上書きをNGとする場合はチェックOFFにしてください。

チェックOFFの場合は、同じファイルが存在したときに自動化処理がエラーでストップします。

エラー発生時に実行を継続

チェックON(True)にすると、ファイルの移動に失敗しても処理を継続し、次のアクティビティを実行します。

失敗したとき、次のステップへ進めても問題ない場合は、チェックON(True)にしておきましょう。

まとめ

ファイル編集系のアクティビティは、いずれも操作が似ているので覚えやすいですね。

まとめます。

まとめ

  • [ファイルを作成]で、ExcelやWordなどの作成は出来ない。テキストファイル作成が主。
  • [ファイルをコピー]と[ファイルを移動]は、同時にリネームも可能。

この記事で、何か1つでも新しい発見が得られたのなら、僕もうれしいです。

-StudioXのアクティビティ

© 2023 おぐしログのRPA入門