チュートリアル・デモ

UiPath StudioXチュート読み砕き【ピボットテーブルの作成】

2021/06/16

UiPath公式のガイドに掲載されているチュートリアル「ピボットテーブルの作成」を、読み砕いて解説します。

チュートリアル: ピボットテーブルの作成

このチュートリアルでは、Excelのアクティビティ[ピボットテーブルを作成]について、実際に操作することで理解できる内容になっています。

もし公式サイトの説明が、ちょっと難しいなと感じた人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

もしくは公式サイトで理解した後、知識を固めるためのおさらいで目を通すのもありでしょう。

なお、ほんのちょっとだけ処理をアレンジしています。

データ自体は全く違うものですが、作業の流れは同じです。

この記事では、

チュートリアルをイメージ付きで確認したい。

[ピボットテーブルを作成]の使い方の実装例を見てみたい。

こちらにお答えしていきます。

記事編集時のStudioX - ver2021.4

自動化する処理

2015年の、九州の市別の人口一覧があります。

この表から、県別の市数と人口数合計を算出するピボットテーブルを作成します。

先に結果を見せておきましょう。

StudioXでの編集

Excelのリソースを追加

まずは、リソースを追加してファイルを指定します。

[Excelファイルを利用]を[デザイナー]パネルにドラッグします。
[ファイルを参照]をクリックします。
[九州の人口.xlsx]を選択し、[開く]をクリックします。 [Excelファイル]に"九州の人口.xlsx"が追加されました。
最後に、[参照を指定]に"人口集計"を入力します。

ピボットテーブルを作成

続けて、ピボットテーブルを作成するアクティビティを構築します。

[ピボットテーブルを作成]を
[デザイナー]パネルにドラッグします。
ここで、集計する表を選択します。
[ソース]の[+]-[市別人口]-[Excel内で示す]をクリックします。
"A:E"列を選択し[確認]をクリックします。 ピボットテーブル名を指定します。
[New table name]の[+]-[テキスト]をクリックします。
”市の数と人口"と入力し[保存]をクリックします。 ピボットテーブルを書き込むシートを指定します。
[対象]の[+]-[市別人口]-[Output]をクリックします。
次へ続きます。

ここまでで、ピボットテーブルの外枠が設定されました。

続いて、サブアクティビティで集計する値の詳細を追加していきましょう。

(※サブアクティビティは、僕が勝手にそう呼んでいます。)

[ピボットテーブルを追加]をクリックします。 [フィールド]の[+]-[Range]-[都道府県]をクリックします。 行のフィールドが追加されました。
更に2つ、フィールドを追加しましょう。
市の数をカウントするフィールドを追加します。
人口を集計するフィールドを追加します。

 

全体の編集作業と実行結果をデモ

これまでの作業手順と、実行を動画に記録しました。

サンプルデータ(九州の人口.xlsx)

この記事に沿って、実際に操作してみたい場合、以下のファイルをダウンロードしてください。

Excelのアイコンをクリックするとダウンロードできます。

なおこのリストは、政府統計のデータをもとに作成しました。

政府統計の総合窓口「e-Stat」

まとめ

ピボットテーブルに限らないことですが、Excelで、ピボットテーブルの操作をある程度理解しておかないと、StudioXで組んでもピンと来にくいでしょう。

もし、Excelでもピボットテーブルを触ったことがない場合は、まずはExcelで簡単に作成してみることをお勧めします。

この記事で、何か1つでも新しい発見が得られたのなら、僕もうれしいです。

-チュートリアル・デモ

© 2023 おぐしログのRPA入門