StudioXを使えるようになるために、まずはじめに覚えておきたいのがソフトそのものの操作方法でしょう。
今回は、アクティビティの細かな説明は控えめに、全てのアクティビティに通じる、基本操作を網羅的に解説していきます。
この記事では、
StudioXの基本的な操作方法を教えて。
StudioXの操作感を理解したい。
こちらにお答えしていきます。
もくじ
(本題へ入る前に)Udemy動画の紹介
Udemyで、基本を理解するための講座を公開しています。
有料ですが、動画による解説で学習したい方は、こちらもご検討ください。
個人で開発するならUiPath StudioX
操作をする前に、StudioXの特長について確認しておきます。
StudioXは、ビジネスユーザー、或いは、IT初学者向けのツールという位置づけで開発されました。
ところで、多くの会社で働く方であれば、普段Excelを触っているのではないでしょうか。
StudioXは、Excelに任せられるところはExcelに任せて、上手く連携しながら動作するソフトウェアです。
つまり、Excelを触っている人なら理解しやすいというわけですね。
また、プログラミングを覚える上で分かりにくい概念は、可能な限り排除されています。
そのため、操作するために必要な学習時間が少なくて済みます。

StudioXのターゲットは「シンプルな日常業務」を自動化することです。
この点をしっかり考慮して機能が選定されているため、十分に自動化を実現することが出来ます。
また、StudioXは個人や小規模組織なら無料で利用できますが、StudioX以外にも無料で作成出来るRPAソフトはいくつか存在します。
それらの中でも、よりノンプログラマー向きのRPAソフトという観点で見ると、StudioXはかなり優位にあると僕は見ています。
なぜStudioXなのか
- ビジネスユーザー・プログラミング未経験者向け。
- Excelとの親和性が高く、Excelを理解している人ならより理解しやすい。
- 日常処理に重きを置いていて、機能が厳選されている。
- 無料ソフト同士で比較しても、習得する難易度は低い。
こちらの記事で、今勢いのあるRPAソフト「Power Automate Desktop」との比較や、StudioXの概要や特徴をまとめました。
StudioXを採用するかどうか、判断するための参考にしてください。
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UiPath StudioXのすすめ【個人でRPA始めるならこれ一択!】
続きを見る

UiPath StudioXのインストール
ライセンスの確認
まず、個人であれば無償で利用可能です。
中小企業でも、要件を満たせば利用可能ですので、チェックしてみてください。
アカウント登録/インストール
まだUiPathのアカウントを作成していない場合は、こちらにアクセスし、手に入れましょう。
RPA ロボティック・プロセス・オートメーション | UiPath(ユーアイパス)
既にアカウント済みであれば、こちらから。サインイン
アカウントの登録
- [トライアル開始]をクリック
- 登録してサインイン
- ポータルページが表示されたら[UiPath Studioをダウンロード]をクリック
- ダウンロードしたインストーラを実行
- Webブラウザーに確認メッセージが表示された場合は許可する
- プロファイル選択画面では[UiPath StudioX]を選択
これで、UiPath StudioXのインストールが完了し、アプリケーションが起動しました。
なお、ダウンロードしたインストーラは削除せずに保管しておくことをお勧めします。
そのまま、ほぼ必須の拡張機能を予めインストールしておきましょう。
拡張機能のインストール
- ようこそ画面が開いていたら閉じる
- メニュー[ツール]をクリック
- Chrome/Firefox/Edgeの中からインストール
- Excelアドインのインストール
より詳細なPCのスペック要件や、画像付きで確認したい場合は、こちらの記事を参照してください。
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UiPath StudioXのインストール【Community Edition】
続きを見る
プロジェクトの新規作成から実行まで
手始めに、実行までを試してみましょう。
プロジェクトの新規作成
アプリケーションを起動してください。
新規プロジェクトの作成
- [空のタスク]をクリック
- プロセス名を入力(例えば「サンプル1」)
- [作成]をクリック
これでプロジェクトが作成され、編集画面が表示されました。
編集画面の構成(一部)
編集画面の名称について、一部紹介します。
画面構成
- [保存]ボタン(リボン左側)
プロジェクトを保存します。 - [実行]ボタン(リボン右側)
プロジェクトを実行します。 - [ノートブック]ボタン(リボン中央)
Excelソフトが起動し、プロジェクトに紐付くExcelブックを編集できます。 - [アクティビティ]パネル
様々な命令を実行させるためのアクティビティ群です。編集画面の主役ですね。 - [デザイナー]パネル
アクティビティを追加する編集領域です。
アクティビティの追加
[デザイナー]パネルに、[メッセージボックス]アクションを追加してみましょう。
[メッセージボックス]は、[共通]アクティビティの中にあります。
追加するには、[デザイナー]パネルにドラッグ&ドロップしてください。
[メッセージボックス]を追加したら、中のメッセージを決めます。
好きなテキストでいいんですが、参考にここでは、
「今日は、yyyy-mm-ddです。」というメッセージを表示させます。
簡単な流れ
- [メッセージボックス]右側[+]-[テキスト]をクリック
- [テキストビルダー]右側[+]-[ノートブック]-[日付]-[今日の日付]クリック
- "今日は、[Notes]日付!今日の日付です。"と入力して[保存]クリック
リボンにある[実行]をクリックして、今日の日付が表示されたら成功です。
簡易的な処理を組んでみましたが、実行までの流れがだいたい掴めたのではないでしょうか。
こちらの記事では、別のサンプルも用意していますので、参考にしてください。
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UiPath StudioXで簡単なロボットを作ってみよう【新規作成から実行まで】
続きを見る
編集画面の構成(詳細)
StudioXの編集画面は、リボンと7つのパネルから構成されています。
それぞれの役割を理解しておくと、編集作業がよりスムーズになるので、押さえておきましょう。

リボン
[リボン]は、プロジェクト全体を制御する機能が揃えられています。
リボンの各ボタン
- [保存]
プロジェクトを保存します。 - [切り取り]/[コピー]/[貼り付け]/[元に戻す]/[やり直す]
アクティビティを編集する機能です。 - [プロジェクト]
プロジェクト全体の設定や動作環境を変更します。 - [ノートブック]
Excelソフトが起動し、プロジェクトに紐付くExcelブックを編集できます。 - [パッケージを管理]
他のアプリとの連携や独自の機能など、拡張機能を実装したい場合に利用します。 - [アプリ/Webレコーダー]
アプリやWebを実際にした動作を記録して、プロジェクトに起こしてくれます。 - [表抽出]
アプリやWebuno構造化されたデータを抽出します。 - [分析]
一定のルールに従って、プロジェクトの構成が正しいかどうかをチェックします。 - [Excelにエクスポート]
作成したプロジェクトの構造全体をExcelに書き出す機能です。 - [パブリッシュ]
作成したプロジェクトを、Orchestratorに登録します。 - [実行]
プロジェクトを実行します。
[アクティビティ]/[デザイナー]/[プロパティ]
プロジェクトの編集時に、メインで利用するのがこの3つのパネルです。
[デザイナー]パネルへ追加して編集していく流れは、このようになります。
アクティビティ追加の流れ
- アクティビティを[デザイナー]パネルに追加
- 追加した[アクティビティ]の主な項目を[デザイナー]パネルで設定
- 更に詳細な設定内容を[プロパティ]パネルで調整
[出力]/[エラーリスト]
[出力]パネルは、プロジェクト実行時に実行結果を表示させるパネルです。
実行の開始時刻や終了時刻などが表示されます。
自分で出力するテキストを指定できる[Write Line]アクションを使うと、より動作を把握しやすくなりますね。
[分析]ボタンか[実行]ボタンをクリックする際に、構文チェックが行われます。
その時、構文に不備があれば[エラーリスト]パネルに結果が表示されます。
[データマネージャー]パネル
ExcelやWord、アプリ/Webなどのリソースがリストとして表示されます。
また、[後のために保存]で登録した値なども表示されます。
表示されているリソースや値をダブルクリックすると、該当の位置にジャンプしてくれるので便利ですね。
[リソース]パネル
Orchestratorと接続されている場合、登録されているアセットやキューなどを参照できます。
編集画面は、作業しやすいようレイアウトを自分好みにカスタマイズすることも出来ます。
より詳しい内容はこちらにまとめていますので、参考にしてください。
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UiPath StudioXの画面構成【リボンとパネル】
続きを見る
まとめ
前編では、StudioXのセットアップから、プロジェクトの作成方法、画面構成を解説しました。
後編では、アクティビティや制御構造、プロジェクトノートブックについて解説していきます。
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UiPath StudioXでの操作の基本を総ざらい2【後編】
続きを見る
この記事で、何か1つでも新しい発見が得られたのなら、僕も嬉しいです。