StudioXについて学ぶ

UiPath StudioXのアクティビティとは【基本をマスター】

2021/04/18

StudioXの主役とも言えるアクティビティ。

大体使っていれば感覚で分かるっていう人もいれば、最初はちゃんと知りたいと思う人も多いはず。

また、感覚で理解できている人も、新しい操作方法を発見することで、更にスピーディに開発が出来るようになることでしょう。

そこで今回は、アクティビティの全体像から操作方法までをまとめました。

この記事では、

アクティビティの基本を知りたい。
アクティビティの操作方法を詳しく教えて。

こちらにお答えしていきます。

記事編集時のStudioX - ver2022.10.3

アクティビティとは

アクティビティとは、StudioXで自動化プロジェクトを記述するための、最小単位の部品を指します。

アクティビティを追加&編集して、自動化処理(オートメーション)を組み立てることになります。

画面左側にある[アクティビティ]パネルに、沢山のアクティビティが用意されていますね。

アクティビティには、200近くものアイテムが用意されています。

このアクティビティを、[デザイナー]パネル上で組み立てることで、自動化処理を作り上げていきます。

例をあげましょう。

例題

Googleで「12 × 3 + 9 =」を入力し、結果をExcel(計算.xlsx)のセルB1に書き込む。

手作業でやると、こうなりますね。

ブラウザを開く。(URLは"http://google.co.jp") テキストボックスに"12 × 3 + 9 ="を入力し、
エンターキー押下。
入力結果"45"をコピー。 Excel「計算.xlsx」を開く。
(セルA1の式は、予め入力されています。)
セルB1に指定してペースト。

これを、フローチャートで表すと以下(左側)のようになります。

また、右側には処理するために必要なアクティビティを並べました。

このアクティビティを[デザイナー]パネル上で組み立てて、必要な値(プロパティ)を入力すればオートメーションの完成です。

実際に、StudioXに組み立てた結果がこちら。

最初は、どんなアクティビティがあるのかを把握するのがちょっと大変かも。

でも、ある程度慣れてくれば、どんな操作が出来るのかなんとなく分かるようになり、自分が使うアクティビティも絞られてくるでしょう。

数年前の自動化作成と比べると、何倍も楽に作れるようになりましたね。
おぐし

アクティビティの種類

StudioXには、2種類のアクティビティがあります。

ひとつは、操作する対象を指定するリソースです。

もうひとつは、対象に対して具体的な処理・操作するアクションです。

リソース

リソースは、処理の対象となるアプリケーションを指定するアクティビティです。

リソースで指定できるアプリケーションは、Excel、PowerPoint、Word、Web(アプリ/Web)、メール×3の7種類があります。

これらのアプリケーションは、専用のアクションが用意されているので、その中から指定して自動化処理を組み立てることになります。

上記以外のアプリケーションについては、アプリ/Webを使いましょう。

アクション

対象に対して、処理や操作するアクティビティがアクションです。

アクションは、大きく2種類に分類できます。

アクションの分類

  • リソース内でしか利用できない、特定のアプリケーション専用のアクション
  • リソース内外問わず配置可能なアクション

特定のアプリケーション専用のアクション

リソース内でしか利用できないアクションは、先に話したとおり、Excel、PowerPintなど、特定のアプリケーションで利用するものです。

[アクティビティ]パネルには、リソースごとにグループでまとめられています。

[アプリとWebの自動化]内にあるSAPは、業務管理システム"SAP"を管理するためのものです。

SAPは、企業の業務を一括管理するシステム「ERP」の代表的なソフトウェアです。UiPathには、その他のERPを制御するパッケージも用意されています。

リソース内外問わず配置可能なアクション

リソース内外問わず配置可能なアクションは、アセット、データ、ファイル/フォルダー、ワークフロー、共通のグループです。

ファイル/フォルダーや、共通のグループには、最も利用頻度の高いアクションがまとめられています。

これらが使いこなせるようになれば、経験値としては十分と言えるでしょう。

リソースとアクションの組み立てルール

リソースと、そのリソース専用のアクションアクティビティの組み立て方にはルールがあります。

まず、リソースアクティビティで、編集する対象のファイルを指定します。

続けて、[参照名]に固有の名前を付けるわけですが、既定では"Excel"という名前が自動で設定されます。

StudioXでは、参照名を利用することで対象のExcelを指定することになります。

例えば、上図「計算.xlsx」のSheet1、セルA1を指定する場合は、

[Excel]Sheet1!A1

となります。

Excelのセルを参照・編集する

では、セルの値を参照したりセルに値を書き込んだりしたりする場合、アクティビティをどのように配置すればよいでしょうか。

答えはこちら。

吹き出しで説明を加えてはいますが、アクティビティのタイトルだけでも、処理の流れは理解できそうですよね。

2つのExcel間でやり取りをする

もう1つ。

2つのExcelファイルで値のやり取りをしたい場合はどうすればいいのでしょうか。

答えは、リソースの中にリソースを配置すればOK。

複数のリソースを扱う場合は、「Keisan」「Sanshutsu」のように、分かりやすい参照名に変更するといいでしょう。

もっといいのは、アルファベットより日本語かもしれません。
おぐし

リソースの編集ポイント

  • アクションは、リソースの内側へ配置する。
  • 複数のリソースを操作する場合は、リソースの中にリソースを配置する。

アクティビティの操作

アクティビティを追加

アクティビティを[デザイナー]パネルに追加する方法は、いくつかあります。

アクティビティを追加する方法

  • [アクティビティ]パネルにあるアクティビティを[デザイナー]パネルにドラッグ&ドロップ。
  • [アクティビティ]パネルにあるアクティビティをダブルクリック。
  • [デザイナー]パネルの[+]をクリックして、表示されるメニューから選択。

アクティビティ配置後の設定

アクティビティを[デザイナー]パネルに配置した後は、そのアクティビティに必要な設定を追加します。

アクティビティによって、設定のメニューは異なります。

以下は、[メッセージボックス]で表示される設定メニューです。

メニューの中から、適切な項目を選択するわけですが、この項目は、アクティビティによっても変化します。

お試しで使ってみたい場合には、[テキスト]で適当な値を入れておくといいでしょう。

アクティビティの表示名を変更

アクティビティのタイトル部分には、アクティビティ名が表示されていますが、これを変更することが出来ます。

アクティビティの表示名を変更することはとても大切です。

例えば、複数の同じアクティビティがあった場合、どういう目的の処理なのか分かるようにしておくことで、他の人が読んだときにも理解しやすくなるでしょう。

[注釈]のススメ

アクティビティの表示名だと、表示される文字数に限りがあります。より具体的な説明文を残したい場合は、[Annotations](=注釈)を使いましょう。

アクティビティのメニュ-[Annotations]-[注釈を追加]で注釈を編集出来ます。

[グループ]アクティビティは、複数のアクティビティをグループ化することが出来ます。注釈は、[グループ]などでまとめられた一連の処理について、何を目的とした処理なのかを詳しく説明するときに使うことが多いですね。

アクティビティを無効化/有効化

自動化プロジェクトを組み立てた後、確認するために一部の処理をスキップさせてから動作チェックしたい場合があります。

そんな時に、アクティビティの無効化が役に立ちます。

タイトルのメニュー-[アクティビティを無効化](または[アクティビティを有効化])で切り替えられます。

或いは、一度作ったロジックを修正するときに、修正前のロジックを無効化して残しておくという使い方もおススメですね。

僕の場合は、何故変更したのか注釈にメモしたりしています。

一般的には無効化することを"コメントアウト"と言います。

アクティビティを削除

削除方法は、おそらく特に迷う事はないでしょう。

削除したいアクティビティを選択して、[Delete]キーを押下するか、タイトルのメニュー-[削除]でOKです。

複数まとめて選択して、一括で削除することも可能。

ドラッグで対象のアクティビティを囲むと複数を選択できます。

飛び飛びに選択する場合は、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。

[Ctrl]キーによる複数選択のとき、タイトルの部分をクリックすると選択が解除されにくいですよ。
おぐし

コマンドパレットによる操作

コマンドパレットは、[アクティビティの追加]と[アクティビティに移動]の、2つの機能を呼び出す検索機能です。

タイトルバーの右にある虫眼鏡をクリックするか、[F3]キーを押下すると、コマンドパレットが表示されます。

虫眼鏡をクリック後、2つのメニューが表示されます。これを更にクリックすることで目的の処理を行うことが出来ます。

より効果的に使うためのポイントは、メニューの横に表示されているショートカットキーですね。

例えば、[Ctrl]+[J]で、[アクティビティに移動]の機能を直接呼び出せます。

ところで、処理が長くなると、[デザイナー]パネル上から探すのが大変になってきませんか?

そんな時に、[Ctrl]+[J]で一[アクティビティに移動]の機能を呼び出すと便利ですよ。

[アクティビティに移動]で、配置しているアクティビティの一覧が表示されます。

その中から対象のアクティビティを選択すると、対象のアクティビティへ移動できるというわけです。

[デザイナー]パネルの全体のフローから探すよりも効率的ですね。

このとき、アクティビティの表示名を変更しておくと、更にコマンドパレットが活用しやすくなります。

[Ctrl]+[J]は、恐らくJumpの"J"でしょう。覚えやすいですね。
おぐし

まとめ

アクティビティには、リソースとアクションの2種類があり、また、リソース内でしか使えない特定のアクションがあるという事が分かりました。

そして、アクティビティを操作する方法や、開発をスムーズに行うための機能も様々提供されていることが分かりました。とりあえず色々試してみて、自分のより合ったスタイルを見つけると、また面白いでしょうね。

まとめます。

まとめ

  • アクティビティとは、自動化プロジェクトの記述の最小単位である。
  • アクティビティには、リソースとアクションの2種類がある。
  • リソース専用のアクションは、そのリソース内にしか配置できない。
  • 表示名の変更、Annotations(注釈)の利用、無効化/有効化の設定を利用することで、より効率的な開発が可能。
  • コマンドパレットを使いこなすことで、更に作業効率UP。

この記事で、何か1つでも新しい発見が得られたのなら、僕もうれしいです。

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